住宅性能表示活用について

住宅性能表示活用の経験はおありですか？

残念ながら、性能表示を行ったことはありません。

理由といたしましては、現在の性能表示制度では弊社の特長である、非化学物質住宅の、他を抜きん出た性能が正しく表示されないこと、自然素材の多用による、多少の問題が大きくマイナス点として評価されてしまうことなどがあげられます。

性能表示ではすべての評価は５段階程度で評価され、私どもの基準からすると大雑把過ぎると考えております。
例えば、ＶＯＣ（揮発性有機化合物）対策に関しては、ある基準を下回っていれば最高点になります。
しかし、弊社の建物はすべての基準が外気とほとんど同じか、測定不可能な状況にあります。

また、逆に自然素材のフローリングやドアを使用しておりますので、多少の収縮や隙間反りなどが発生します。
漆喰の壁には細かなヒビ（構造上にはまったく問題のないもの）が生じます。

こういった点に関しては減点の対象になりますが、数十年前には自然素材のみで建物ができていたことや、化学物質の与える害を考え合わせると、そんなに許せないものであるかどうか疑問です。

以上のようなことから、現在の住宅性能表示の基準はあまりにも売り手側の一方的な基準であり、あまり意味のないものと私どもは考えております。

ただし、お客様がご要望であれば、性能表示はその手の評価機関がいくつもありますので、書類を提出すれば性能評価を出してくれますので、そのための費用と、図面作成などの手数料をいただけましら、評価証を出すことは可能です。

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